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子曰く、故きを温ねて新しきを知る、
1月 6th, 2010 by admin

子曰く、故きを温ねて新しきを知る、以て師と爲るべし。
 
 
 
  
 
昨年になるが久しぶりに古い友人に会いにくことになり、上京した。
 
先方の事務所が近いという事で年甲斐もなく原宿駅で待ち合わせをしていたのだが、少し早く着すぎてしまったので、神宮橋の派手な格好のお嬢ちゃん達のすぐ脇をすり抜けて、荘厳な大鳥居が入り口で結界を創っているような雰囲気の中、明治神宮の中を一通り探索してみた。
明治神宮という古き良きものと神宮橋の若者が妙にマッチしていて面白い。
 
 
その後、原宿駅から表参道を通り、「omotesando hills」を通り過ぎていく。この表参道ヒルズも建築家の安藤忠雄氏が「旧同潤会青山アパート」の一部を残して新旧混在の妙を作り出しているように思う。
 
 
 
南青山まで歩き、表参道交差点近くにある「大坊珈琲店」に寄ってみることにした。
 
この店も、いまや希少価値の部類に入る昔ながらの喫茶店であろう。味にうるさい珈琲通や文人が通っていたようなお店である。今日このお店にあえて寄ったのは、自家焙煎の深炒り珈琲であることも一つだが、もう一つは陶芸家「升たか」さんのカップを使用していることが大きな理由である。升たかさんの器は数点所有しているが、素晴しい絵付けの器である。
 
 
お店の人に聞くと升さんの器で珈琲を飲むにはブレンドの4番かモカを注文してくださいと言うことなので、私はブレンドの4番をチョイスした。小さなぐい飲みのようなカップには細密な彩色が施されいかにも升さんの器である。
 
毎朝ゆっくりゆっくり深炒りした豆を、ネルドリップでゆっくりゆっくり抽出してくれる。内装は焙煎のいぶした煙がいつも充満するのだと思うが、壁、天井、家具に至るまで珈琲色に古色がついてなんともいえないいい風合いである。私の事務所の近くにこんな店があれば、いっつも煙草をふかしながら、ひと息入れているとおもう。
 
 
 
旨い珈琲を飲んだので、せっかく東京まで来ているので よし旨いお茶を飲もうということで、向かった先は「京都林屋」の青山店である。
このお店も古い伝統として息づく「茶」という古いものを、青山と言う場所で新しいお店としてのスタイルでお茶を楽しめるお店である。カウンターの中央に茶釜を設置し、その茶釜から湯をくみ出してくれるのだ。店内は若い女性ばかりでちょっと気恥ずかしい思いもするが、何事も経験とおもい蕎麦茶を頼んでみる。風合いのある小さな折敷に白磁の湯飲みと茶瓶そしてポットが出された。3分くらい蒸らしておのみくださいということで、香ばしい蕎麦茶の香りがすがすがしい気持ちにしてくれる。
 
毎回、東京と言う街は不思議なところだとつくづく思うが、超新しいものと、超古いものが融合してまたさらに新しい物を生み出しているような・・・・・・
 
 
 


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